Docker 0.9リリースドキュメント日本語訳: Execution driversとlibcontainer導入

Docker 0.9が出たのでリリースドキュメントをざっくり翻訳してみました。間違い等見つけたら指摘お願いします!
翻訳元:http://blog.docker.io/2014/03/docker-0-9-introducing-execution-drivers-and-libcontainer/

Docker 0.9: Execution driversとlibcontainer導入


Fellow Dockers,
今日はDocker 0.9をご紹介させて頂きます。このリリースでは、私達は機能の品質向上、コアの縮小と安定化、全てのメジャーOSへのファーストクラスのサポート提供に、継続して注力してきました。
数十 バグ修正に加え、Docker 0.9は2つのメジャーな改善が含まれています: Execution driverslibcontainer
いつものように、改善点の完全なリストはCHANGELOGで見られます。

Execution drivers
その一、私達はExecution driversという、各コンテナの周囲の実行環境をカスタマイズできるAPIを導入しました。
これでDockerはインストールベースで利用可能になっている多数の隔離ツールをトレードオフとともに利用できます: OpenVZ, systemd-nspawn, libvirt-lxc, libvirt-sandbox, qemu/kvm, BSD Jails, Solaris Zones, 古き良きchroot
これは、LXCに加え、独自のドライバーとして利用可能であり続けるでしょう。

複数のドライバを開発する進行中のプロジェクトが既に存在します。あなたも参加して楽しんでみませんか?Freenodeの #docker-dev でhiと挨拶するだけで、私達はあなたのドライバ開発のお役に立てるでしょう。

New default driver: libcontainer

その二、私達はLXCドライバと並んで新しいビルトインの実行ドライバを導入しました。このドライバはlibcontainerをベースとしています。私達は、他の依存関係なしで直接カーネルのコンテナAPIアクセスするためにPure-Go言語でドライバを開発しました。

libcontainerのおかげで、Dockerは既存の枠を超えて、namespaces, control groups, capabilities, apparmor profiles, network interfaces, firewalling rulesを操作できるようになりました。
これら全ては、LXCやその他のuserland packageに依存しない一貫して予想可能な方法です。
Dockerの可動部品数を大幅に減らすことで、LXCのさまざまなバージョンやディストリビューションに起因するその副作用からDockerを隔離できました。
実際、libcontainerをデフォルトにすることを決めてから安定性向上を提供してくれました。
言い換えてしまえば、Docker 0.9では、LXCは必須ではなくなったのです。
LXCドライバに切り替えるには、単にDockerデーモンをdocker -d -e lxcで再起動するだけです。もちろん、今後もLXCドライバをサポートしていきます。

libcontainerをあなたのGo-langプロジェクトで使う方法

libcontainerを開発したのは、他のプロジェクトがこれを再利用するのを期待してのことです。もしあなたがnamespaces, cgroups, capabilitiesなどのLinuxのネイティブコンテナの機能興味があるなら、私たちはハッキングを推奨します!Go言語パッケージを取得し、APIドキュメントをチェックアウトを開始するには:

 go get github.com/dotcloud/docker/pkg/libcontainer
 godoc github.com/dotcloud/docker/pkg/libcontainer

1.0での目標地点

本リリースは、安定したプロダクション対応である1.0のリリースに向けた大きな一歩です。次のリリースは0.10を計画しています。0.10は、1.0の最初のrelease candidateです。

以前から述べている通り、Docker 1.0の目標は、次のとおりです。

  • プロダクション品質
  • すべての主要なOSでのファーストクラスのサポート
  • 小さなコアと安定したプラグインというアーキテクチャ
  • 十分なドキュメント
  • Dockerとパートナーによって、商用サポートができること
  • Dockerの長期的なサポートを提供することができること

私たちは既に0.10の準備作業に励んでいます。私達が考えるあなたが気に入るであろういくつかのエキサイティングな改善です。もし覗き見したいと思ったり、貢献したいと考えたときは・・・ここに来てhi!と言いましょう!私たちはFreenodeの#dockerにいます。私たちは、すべてのレベルのDockerファンを歓迎し、あなたの最初の貢献をお手伝いすることができます。
これまでと同様の、コントリビューター、コミュニティーに感謝します。今では総勢352人!

Thanks and happy hacking!

The Docker team