OpenSocial Development Environmentが素晴らしい件
よういちろうさんが開発していた、OpenSocial Development EnvironmentというEclipseプラグインがリリースされました!
何がすばらしいの?
Eclipseなんか重いから使わないYO! という方もちょっと待ってもらいたい。OpenSocialガジェットの開発ではxmlとjavascriptを書いてhi5やmyspaceなどのSNS上で動作確認することになります。しかし実際今まで開発してきて感じたのは、
- 今のOpenSocialコンテナサイトは海外ばかりで、海外サーバーなのでレスポンスが遅い
- XMLがキャッシュされたり、XMLのパブリッシュが必要だったりしてめんどくさい
- People, AppData, Activityなどのデータが本当に格納されているのか確認できない
- friendが見たときの動作確認に複アカを作って切り替えるのがめんどくさい
などの問題から、動作確認の手間が多く開発のスピードがかなり下がってしまうのです。
他のOpenSocial開発支援には、Opensocial Dev Appなどもありますが、その場で動作確認できるのでJavaScriptを開発する分には便利なガジェットですが、結局ガジェット上で開発することになるので上記の問題を解決できませんでした。
そこでOSDEの登場です!OSDEが素晴らしいのは、
- People, AppData, Activityなどの情報をIDE上で自由に変更できる
- Apache Shindigを内蔵しているためローカル環境で動作確認できる
- 簡単にviewer/ownerユーザーや、home/canvas/profile/previewビューを切り替えられる
という点です。OSDEを使えば既存のOpenSocialのコンテナ上での開発から開放されます。
つまり、Eclipse上だけでコードを書く⇒動作確認のループが回るため、ガジェット開発の効率が非常に上がります。
まだリリースされたばかりなのでPeopleの属性を設定できなかったりしますが今後に期待です。
OSDEのインストール方法はInstallation guideを読んでください。手抜きですみません。
OpenSocialの本が発売されます
さらにさらに、よういちろうさん執筆の「OpenSocial入門〜ソーシャルアプリケーションの実践開発」という本も1/24に発売予定です!
OpenSocialはまだ日本語の解説サイトは少ないので非常に助かります。OpenSocialに興味はあるけどよくわからないから手を出してないという人はぜひ買うといいと思います。
よういちろう++
追記
↑のOpenSocial本の献本が届いたので書評を書きました。