Get Ready to Wave
念願のWaveのサンドボックスのアカウントが着ました!
以下、メモ
Google Waveはいったい僕らの生活をどうしてくれるんだ! - Happy New Worldを読んでからだと落差が面白いかもね!
登録
- Google Docsから登録してから数時間でアカウントが届いた
- アカウントは、自分で決めたnickname@wavesandbox.comのほかに、nickname-test@wavesandbox.comというアカウントまで含まれてた
- そうだよね!チャットは2人以内と試せないよね!Google頭いい!
カオス
Wave
- ひとつのwaveletは一昔前の1行レス形スレッド掲示板みたいな感じ
- すべてのレスで更新されるため、どこが更新されたのか激しく分かりにくい
- おまけに使いにくい
- 他の人の投稿も編集できる。しかも表示が崩れる。カオス。
バグ
- エラーもでまくり><
- 「?」を入力すると崩れる><
- 激しく重い><Firefox落ちた><
- Google Mapsも貼り付けれるらしいが、貼り付けかたがわからなかった
- ChromeでもFirefoxでもGoogle Mapsは見れなかった
モバイル
- iPhoneでもGDDフォンでも見れた!すごすぎる!
tips
- エンターでは改行される。Doneをクリックするか、Shift-Enterを押す
- Dev版のChromeだとエクスプローラーから画像をチャット画面にドラッグアンドドロップできるらしい。
- 写真の変更は左下のContactsの自分の写真をクリック > Change Photoから
- なんか、[nickname]@wavesandbox.comでGmailアカウントも割り当てられてるみたい。
感想
- カ オ ス > <
- プロダクトとしてのGoogle Waveはすごく微妙。遅い。重い。使いづらい。
- サーバー側やDocsの共同編集に気持ちが行き過ぎてて、メッセンジャークライアントとしてはやっつけに近い感じ。
- プラットフォーム、プロトコルとしてのWaveはいいかも。
- 一番興味があるのは、Waveのサーバーとクライアントをオープンソースで公開するのかどうか。
- 「メールを置き換えたい」といってるからには公開してくれるんだよね?
- ソーシャルアプリを面白いと感じるかどうかって、興味がある人が居るか、よく話す友達がいるかどうかだよね。一般人はGoogleやXMPP系サービスのコンタクトリストにはいない。
Google Waveはいったい僕らの生活をどうしてくれるんだ!
Google waveが本当に凄いところを読んでGoogle Waveというかコミュニケーションの未来をちょっと妄想してみた。(Google Waveはプライベートβで私はまだ試したこともないのでドキュメントと動画を見た上での妄想です)
コミュニケーションの進化
これまで私たちのコミュニケーション手段はテクノロジーの進化によって便利に・早く・表現豊かになっていった。
手紙では2,3日に1通だったのが、emailで1日数通に、ケータイで分刻みに、メッセンジャーやMMORPGでは複数人と文字を超えたリアルタイムコミュニケーションを手に入れて、Skypeではついに用も無いのにずっと複数人と繋がりっぱなしになってしまった(最近はケータイでもやる人がいるね)。
Google Waveはそのコミュニケーションの発展の次のステップにあるような気がしてならない。Google Waveでは秒単位のリアルタイム性で複数人と同時にコミュニケーションできる。メッセンジャーみたいにwiki・表・ゲーム・音声・動画をリアルタイム共有だってできる。みんな大好きYoutubeとニコニコ動画へコメントだってきっと誰かがやってくれる。orkutに乗せるSSもあったので、きっとSNSの上に友達リストも取り込んでしまう気なのだろう。
人のコミュニケーション欲求はすごい。こんな夢のようなツールが登場したら、すぐに飛びついて中毒になるだろう。だからこそ私はそれが怖い。コミュニケーションが際限なく発展していった結果、人はどうなってしまうのか。
テクノロジーの恐怖
私は入力中の文字ですら表示されてしまう完全なリアルタイムに恐怖を感じる。チャットで文字を書いて、それを投稿する前に消してしまうことがかなりある。タイピング中の文字というのは、発言する前の発言、頭の中で考えていることなのだ。つまり、私にとってタイピング中の文字を共有することは、頭の中をさらけ出すのと同義なのだ。
Face to Faceの会話だって、親しい人同士なら考えないで喋るけど、話し相手との心理的距離が開けば開くほど、その人のキャラや立ち位置を考えながら喋るようになるものだ。知らない人には自分の頭の中をさらけ出せない。たとえ素晴らしい下ネタを考えたとしてもそれを口に出すかどうかは人を選びたい。
Google先生はきっと使う人が使いやすいように、ログを永遠にためて、検索できるようにするだろう。それは一瞬便利に思えてしまうが永遠にログを残すことが怖い。人は矛盾する生き物。そのときそう思ってそう発言したとしても、次の日には別の考え方になっているのが人間。それをいちいちログとつき合わされたら溜まったものじゃない。30歳になってたまたまチャットのログを検索したら、10代のころ中二病のころに友達と交わしたチャットログが検索に引っかかってしまったら・・・おそらく死にたくなるだろう。
それでも
私は早くGoogle Wave使いたい。なぜなら、テクノロジーに人間が支配される流れは止められないだろうという考えが私の根底にあるからだ。テクノロジーの進化によって手の届かない場所のものを動かし、目に見えないものを操るという全能感を誰よりも早く味わいたいのだ。もちろんちっぽけな自分という無力感もね。
完全なリアルタイム性に完全なログを持つコミュニケーションツール手に入れたとき、ついにテクノロジーがFace to Faceの会話以上の表現力を持つ瞬間かもしれない。
そしてGoogle Waveがすべての人間を支配したとき、Googleという怪物の前にすべての人は裸になり、ただ思考を共有する装置になるのだ。
誰か私にGoogle Waveアカウントを!
6月23日追記:
ついにWaveアカウント届きました! Get Ready to Wave - Happy New World
IVS 2009SpringでTsudaるの本質を見た
今日は札幌でベンチャー企業の経営者が集まる招待制のイベントのInfinity Ventures Summit 2009 Springがありました。というか、私は参加していないのであったらしいというのが正しいです。
参加企業もmixi, DeNA, GREE, Rockyou, Zyngaなどなどソーシャルプラットフォームの雄が集結するということで注目していましたが、なんにしても招待制のイベントなので完全にスルーしていました。
ところが、今日Twitterを眺めているとこんなつぶやきが・・・!
serkantoto Kasahara is explaining Mixi's next evolutionary step. Big changes are coming but nothing groundbreaking or different from FB etc.
これは・・・!と思い探してみると、@serkantotoさんのほかにも@huehara88さんと@hkunimitsuさんがTwitterでIVSの中継していました。
timelineを追ってみると、ソーシャルゲームやプラットフォーム展開について踏み込んだところまで議論されているようで、Twitterから目が離せませんでした。
なんにしてもGREEがOpenSocialに参加するのかどうかが非常に気になるところ。(批判するからにはプラットフォーム公開してくれるのかな?)
IVSは2日間なので明日もある模様。TLには上がってこなかったLang-8やMochi Mediaやユビキタスエンターテインメントは2日目なのかな?明日も楽しみだ。
IVSの話題はおいておいて、Tsudaるについて。
最近、Tsudaるという言葉がなんでこんなに話題なのかよくわかりませんでしたが、実際に目の当たりにしてなんでこんなに話題になっているのかがやっとわかりました。百聞は一見にしかず。
- 自分が興味があるのに参加できないイベントで中継があると、Twitter独自のリアルタイムによる相乗効果で、場を共有している感が非常に高まる。
- Usream中継と違うのは、Ustreamは動画+音声だが、画像も荒く音声も小さいことが多いので、ずっと注意していないと聞き逃してしまうし、画面の外で起こったことは配信できない。
- ブログ中継ともまた違う。ブログ中継では発表形式のイベントなら記録しやすいが、議論やパネルディスカッションだとあまり追えていなかった。
特に、誰が何を話したかまで詳しく書いてあるおかげで、議論や話題の変化までそのまま共有できるというのが一番の特徴。これは熱い。
今までイベントレポートが多めの本ブログでしたが、今度何かイベントに参加したときは、自分もTwitterで中継してみようと思わせる面白さでした!中継された方々GJ!
ソーシャル名刺:Pokenレビュー
今話題のPokenを手に入れたので早速レビューするよ!
good
bad
所感
驚いたのは交換までのスムーズさをとことん追求されているところ。ストラップなので、ケータイを取り出したときに自然にアピールできる。重ねること自体が面白いので手軽にプロフィールを交換できる。
この人にはケータイ番号とmixiを教えるけどblogは教えない。みたいな細かい情報の出しわけができるので、交換することに抵抗が無い。カジュアルで確実なプロフィール交換の方法は、mooカードや、ケータイの赤外線通信、mixiのQRコード交換など色々あったが、どれも一長一短。どれもPokenの手軽さとプライバシーの制御とWEBとの親和性にかなわない。
そして恐ろしいまでのインターフェイスの簡略さ。ボタンは一個のみ。交換は重ねるだけ。simple is BEST!
これが本格的に日本語化してOpenIDとmixiに対応したらすごいことになりそう。
Poken恐ろしい子・・・!
追記
大事なことを忘れてました。Poken Nightが4月10日にやるらしいです!もちろん私も行くつもりですー!
http://mbdb.jp/?eid=1492
SocialWeb勉強会 vol.1
SocialWeb勉強会行ってきましたよー。まとめはSocialWeb JapanのWikiにあるみたいです。
以下感想。
SocialWeb Japanへようこそ 〜Social Web Japan の活動とソーシャルウェブ最新動向〜 (えーじ)
えーじさんのMicrosoftやYahooなど海外のWebがどんどんソーシャル化しているというお話。
日本では、OpenIDやOAuthやOpenSocialという個別の技術で語られることはあっても、Open StackやSocial化するWebなど、ソーシャルグラフの重要性や個別の技術ではない考えかたがあまり広まっていないので、それを広めようとするSocialWeb Japanを象徴するようなわかりやすい内容でした。
日本ではSNSというかソーシャルグラフの重要性を語られることが少ないですよねぇ。
という等式を作ってしまったmixiの功罪なんだろうなーとぼんやりと考えてました。
Be Social! OpenSocial 入門 (よういちろう)
OpenSocialのなりたちと、人気アプリの紹介と、オープンにするとはどういうことかのお話でした。
OpenSocialの凄さは、オープンな仕様、オープンな仕様策定ディスカッション、オープンなコミュニティ、オープンソースによる実装などなど、すべてオープンであることだよねというお話。
あと、よういちろうさん執筆のOpenSocial本が1月24日に発売されることも発表。以前書いたその書評はこちら。
OpenID 2009 (id:ZIGOROu)
ZIGOROuさんのOpenIDのここ一年のアップデートのお話。OpenIDはあまり追っていなかったのですが、すごい数のアップデートがあって濃い内容でした。かなり進んでいる印象。
Paypal + OpenPNE (id:ryuzi_kambe)
最近OpenSocial関連のブログのアップデートの激しい神部さんによるOpenPNE+paypal公認アプリのお話。OpenPNEのOpenSocialについては全然進展が聞こえてこなかったけど、意外に進んでいるようだ。
感想
全体的にOpenSocialに関することが多かった印象。社内SNSやビジネスSNSやGoogle FriendConnectやProject SocialSiteとか、MMORPGやXBOXでソーシャル化するゲームみたいな違う方面からのソーシャル化のお話もSocialWebの範疇だと思うので、第2回でそっちの話を聞けたら楽しそうだと思った。
懇談会ではいろんな人の話が聞けてすごく有意義で楽しかった。SocialWebの勉強会なんだからSNSの中の人といっぱい会えるかなーとか勝手に思ってましたが、あまり会えなかったのが残念。
やっぱり勉強会は懇談会が一番面白いわー。
OpenSocial入門 〜ソーシャルアプリケーションの実践開発
よういちろうさんから献本を頂きました。ありがとうございます。
この本は題名の通り、OpenSocialをこれから始める人のための本です。
OpenSocialとは何か?からorkutやPartuza!+Shindigで実際にガジェットを開発するところまでしっかりと解説されています。
少し気になったのは、JavaScriptの書き方がグローバルを汚染しまくりで古い書き方だったところや、Gadget XMLをアップロードする手順や具体的な負荷対策手順を省いたところ。前者は入門本としてはこちらのほうがよいかもしれないが、後者はもうちょっと詳しく説明して欲しいと思いました。
それでもXMLやAPIの仕様やキャッシュの制御や国際化やOAuthやあまり説明されないfeatureの細かい仕様まで網羅されており、OpenSocialに冠する日本語の情報が一番充実しているのは間違いなくこの本なので、これからOpenSocial始めようという人も、既にOpenSocialでアプリ作ってる人にも薦められる良本でした。
オープンに
第1章ではOpenSocialの概要について説明しているのですが、SNSの利用者やガジェット開発者だけでなく忘れられがちなSNSプロバイダー立場も書かれていたことに感動した。
日本にはまだまだOpenSocialプロバイダーが足りない。OpenSocialはApache Shindigというオープンソースの実装まで公開されているため、誰もがOpenSocialガジェット開発者にもなれるし、(ソーシャルグラフさえあれば)OpenSocialプロバイダーにもなれる。
日本のSNSやソーシャルグラフプロバイダーがもっとOpenSocialに参加してくれるといいな。モバゲーやはてなやメッセンジャーやMMORPGみたいなゲームだって、ソーシャルグラフがあるWEBサービスなら何処でもOpenSocialプロバイダーになれるのに。
プラットフォームというものが単品ではただの囲い込みになってしまっていた状況を、オープンな仕様にオープンソース実装も伴うことで、誰もがプラットフォーム提供側にもなれる環境を整えてひっくり返そうとしているOpenSocialの思想は素晴らしいと思う。ただAPIを公開しただけで満足していたウェブサービスは見習わなければならないよね。
もっとオープンオープン!
OpenSocial hackathon
そういえばデブサミ2009でOpenSocialパネルディスカッションとOpenSocial hackathonがあるので行ってきますよっと。
AR勉強会に行ってきた
1月8日に開かれたAR勉強会行ってきました!メモを忘れてしまったので考察が多め。ARなんか興味ねーよ!って人は電脳コイルと攻殻機動隊見て一番下のリンクの動画を見ればいいと思うよ。
セッション
メモを忘れてしまったので省略。レポートを期待していた方ごめんなさい。
とりえあずiPhone版ARiSに期待とだけ言っておきます。
ブレストグループワーク
最後に周りの席の人とグループを作ってブレストグループワーク。こんなの勉強会では初めてだったのですごく新鮮。お題は・・・
2年後の2011年、あなたの思いついた新しいアイデアが実現化されて世間をにぎわす評判になりました。それは、 人間誰しもが毎日行っている「 」の場面で、 ネット上の「 」の情報を重ね合わせて情報提供することで、 「 」という新たなライフスタイルが 実現で器量になりました。そのアイデアの名称は「 」。
そこで私が考えたのは、
2年後の2011年、あなたの思いついた新しいアイデアが実現化されて世間をにぎわす評判になりました。それは、 人間誰しもが毎日行っている「鏡を見る」の場面で、 ネット上の「ファッション共有サイトやmixiの友達のファッション」の情報を重ね合わせて情報提供することで、 「ファッションレコメンデーション」という新たなライフスタイルが 実現で器量になりました。そのアイデアの名称は「MiX Style」。
というものを考えました。
鏡という毎日見るものを、カメラとディスプレイで鏡代わりのインターフェイスにしてしまうことで、撮影とファッション共有とお勧めファッションの表示を一度にこなすインターフェイスにしてしまおうというアイデアです。
mixi上の友達ならリアルで会ったことあるので自分のファッションを共有するのに違和感はないと思われるのでmixiを利用してみた。マイミク全員に公開なんて出来ないから特定のマイミクだけを想定。といいつつ、mixiじゃなくて独自SNSのほうがいいのかも。
撮影したファッションはファッション共有サイトにも公開できて、そこでレーティングを付けることでファッションのレコメンドまでやっちゃうところがこのプロダクトの一番の特徴。
そしてファッションレコメンドこそARの出番。自分が高いレートを付けた人のファッションからショッピングサイトの服をお勧めして、自分の姿に重ねて表示などなど。夢が広がりんぐ。
芸者東京エンターテイメントならこんなの作れるのかな。
ARの問題点
勉強会に参加して改めてARはディスプレイを介さないと情報の付与が出来ないのが問題だと思った。ディスプレイとカメラを近くに置くように、モバイル機器や据え置きの機器を考えたほうがよさそう。据え置きの機器だったらARはすごくやりやすいし。モバイル機器は(小額になってしまうけど)お金を払ってもらいやすいし。
そういう意味だとARiSのようにPCをデバイスとするのは微妙かも。WEBカメラを持っている人自体が少ないし、この時代にパッケージソフトウェアはつらそう。